天空茶会 第十五葉 各茶席のご案内

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1.【水芙蓉】(すいふよう)

■奇莱高山茶(淹れ手:佐藤正夫)

青茶>(きらいこうざんちゃ)

 「奇莱高山茶」をご紹介いたします。奇莱山茶区は、台湾の真ん中に位置する南投県と花蓮県が接する奇莱山の西部にあります。茶区自体古くからあるのですが、ここ数年新規の開発が目立ちます。

 今回呈茶するのは「屯原(トンパラ)」が産地です。「トンパラ」は元々原住民の地名。日本統治時代に漢字を当て、現在も残っている日本にも関わり深い場所です。 2018年5月上旬に作られた青心烏龍種の高山茶です。作り方は、軽・中発酵、無焙煎です。ミネラル豊富な奇莱山の土質や、環境からの恵みをしっかり吸収し出来上がりました。素晴らしい味と香り、茶葉の持つ生命力をお楽しみください。

 

 

■凍頂烏龍茶(淹れ手:森田 攻)

青茶>(とうちょううーろんちゃ)

 凍頂烏龍茶は、台湾を代表するお茶であり、台湾中央の南投県鹿谷村、標高800mの凍頂山麓で栽培されたお茶を指します。その特徴は、圧倒的なボデイ感にあります。

 凍頂烏龍茶のすがすがしい高原のような爽やかな香りと、華やかな風味と甘みをお楽しみください。茶席では、お茶の香りが引き立つ聞香杯(もんこうはい)と茶杯(ちゃはい)を用います。

 

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2. 【風紫】(ふうし)

■瀾滄喬木陳香茶餅 普洱熟茶(淹れ手:吉川 香織)

<黒茶>(らんそうきょうぼくちんこうちゃへい ぷーあるじゅくちゃ)

 今回お淹れするお茶は雲南省思茅茶区の古樹の茶葉を使用した熟茶タイプの普洱茶です。中には「普洱茶は苦手・・」という方もいらっしゃると思います。そんな方にも美味しくお飲み頂けることを意識して茶葉を選びました。

 清涼感の中にほのかに甘みが感じられる、クセのない味わいです。美味しい普洱茶をどうぞお楽しみ下さい。

 

■武夷岩茶(淹れ手:國枝ゆか)

<青茶>(ぶいがんちゃ)

 岩茶とは茶樹が山肌の風化した岩に生育したためこの名がつきました。武夷岩茶は福建省武夷山一帯で生産されており、現在では自生する自然交配茶樹の接ぎ木や挿し木で殖やした茶樹から作られる烏龍茶の一群を指します。

 岩韻(ガンイン)と呼ばれる独特の深い味わいと長く続く華やかな香りの余韻が特徴です。せわしない日常から離れて、心を豊かにするひとときを皆様とご一緒できれば嬉しく思います。

 

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3.【清爽】(せいしょう)

■桐木白茶(淹れ手:ルチア)

 <白茶>(とうぼくはくちゃ)

 福建省武夷山の桐木は、世界の紅茶発祥の地。深い山と峡谷の国家自然保護区にあり、外国人の立ち入りが原則禁止されています。今回ご紹介する白茶は、桐木にある正山小種(紅茶)の茶農家が作った、今年出来たての新茶です。桐木産茶葉の白茶は、ちょっと珍しいのではないでしょうか。

 花のような芳香と美しい金色の茶水、穏やかな甘さが続く上品な味わい。萎凋→乾燥とシンプルな作り方の白茶は、茶葉の品質の良さと高い技術が特に求められるもの。実力派の紅茶農家の挑戦と深山幽谷の気を、ぜひ味わいにいらしてください。

 

■舒城蘭花(淹れ手:茶米 (ちゃーみー))

<緑茶>(じょじょうらんか)

 中国茶というと烏龍茶をイメージしがちですが、実は中国国内で最も飲まれているお茶は緑茶です。

中国各地で作られているさまざまな緑茶の中から、今回は「舒城蘭花」という美しい名前のお茶をお淹れします。

 安徽省の舒城県産のこのお茶は、清らかな喉越しで甘みが口いっぱいに広がります。暑さを癒してくれる甘露のようなお茶を楽しみながら、ホッとひと息ついてください。

 

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4.【夏祓】(なつはらえ)

■烏棟単叢 芝蘭香(淹れ手:原泉)

 <青茶>(うどんたんそう しらんこう)

 広東省潮安県鳳凰鎮の付近で作られる鳳凰単叢は、香り高くコクや苦みが強いのが特徴です。華やかな花の香りが特徴的な「芝蘭香」は烏棟山大庵村の2018年の新茶をご用意出来ました。大庵村は高品質な鳳凰単叢の産地として名高い烏棟山の標高950メートルの高山部にあります。烏棟山の中でも北部に位置するため、茶葉はじっくりと栄養を貯めながら育ちます。

 香気は優雅で趣があり、繊細なビャクシンと華やかな蘭の香り。コクがありフルーティーな風味に強い回甘が格別です。清涼とやすらぎのひとときをお楽しみください。

 

 

■鳳凰単叢紅茶(淹れ手:鎌形あかね)

<紅茶>(ほうおうたんそうこうちゃ)

 広東省の烏棟山で生産される鳳凰単叢の茶葉を従来の青茶(烏龍茶)ではなく紅茶の製法で仕上げたお茶です。フルーティで甘みのある香りと味わいをお楽しみください。

 

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5.【青心】(せいしん)

■文山包種茶(淹れ手:ちゃらく)

<青茶>(ぶんざんほうしゅちゃ)

 文山包種茶は台湾の北部で豊富に産出される台湾茶です。茶席でお出しするのは台北縣坪林郷の文山包種茶。すっきりとした甘味と、このお茶最大の特徴、蘭や百合の香りと称される「文山香」で、癒しのひと時をお過ごしください。

 

■濃香型安渓鉄観音(淹れ手:ちゃんこ)

<青茶>(のんしゃんがたあんけいてっかんのん)

 安渓鉄観音は伝統的な中国十大銘茶の一つです。近年は、青茶の中でも発酵は軽めで緑茶に近い爽やかなタイプの鉄観音茶が主流ですが、今回は「軽めの濃香」タイプのものを呈茶いたします。甘くまろやかな香りと、コクのある味わいをお楽しみください。濃すぎることなく、軽すぎることなく、ちょうどいいバランスが絶妙です。

 


【表演茶藝 披露】

皆様のお越しを一同お待ちしております!!

 6/9(土)正午12時より、このホームページ上で受付開始します!
予約方法はこちらからどうぞ。