天空茶会 第二十五葉 各茶席のご紹介

 1つの茶席で2種類のお茶+簡単な茶菓子付き

  ※現在、ページの準備中です※

      ※予約開始は2025年10月下旬を予定しております

 

  各席とも2人の淹れ手が趣向をこらした茶席にておもてなしいたします

  さまざまな味わいの中国茶をお楽しみください

 

茶席1 嶺香 れいこう

文山包種茶 ぶんざんほうしゅちゃ / 烏龍茶

 淹れ手:山川幸代

2025年春摘み。台湾の北部、台北の近郊で作られた烏龍茶です。

烏龍茶の中でも茶葉の色は緑色に近く、スッと通る爽やかな花のような香りが特徴です。

清茶とも呼ばれる清々しい茶の風味をおたのしみください。

碧い山の風を宿したような一杯です。嶺香の茶席でお待ちしております。 

日月潭紅茶 にちげつたんこうちゃ / 紅茶

 淹れ手:胡優 

日月潭紅茶は、台湾最大の湖・日月潭周辺で作られ、台湾紅茶の代表として広く知られています。

紅茶ならではの深みのある色合いと、華やかで上品な香りが特徴で、口にふくむとやさしい余韻が広がります。

台湾の自然が育んだ豊かな風味をどうぞお楽しみください。


茶席2  錦秋 きんしゅう

■普洱生茶 班章 / 黒茶

 淹れ手:

説明文

 

 

鳳凰単叢 芝蘭香 烏崠山大庵 ほうおうたんそう しらんこう うーどんさん だいあん / 烏龍茶

 淹れ手:原泉

鳳凰単叢は広東省潮州市が原産の烏龍茶です。

その魅力は、何といっても香りのバリエーションの豊かさです。

マスカットやライチのような果実の香りや、金木犀やクチナシ、白木蓮、蘭のような花の香りまで。

飲み比べて自分の好みを知るのも鳳凰単叢茶の楽しみ方の一つです。

今回は烏崠山大庵の芝蘭香を呈茶致します。

一期一会の出逢いをお楽しみください。


茶席3 秋韻 しゅういん

凍頂烏龍茶(蜜香) とうちょううーろんちゃ(みっこう) / 烏龍茶

 淹れ手:森田攻

昨年秋、好茶工房主催の製茶体験ツアーで凍頂烏龍茶の故郷、南投県鹿谷郷を訪れた際、現地の農協で購入しました。

缶には「品級ー金韻ー蜜香」Dongding Oolong Teaの文字。

程よい焙煎と蜜のような甘い香りが楽しめる、今の季節にぴったりのお茶です。どうぞじっくり

味わってください。 

雲南紅茶 野生紅 うんなんこうちゃ やせいこう / 紅茶 

 

  淹れ手:茶米

 雲南省のお茶といえばプーアール茶が有名ですが、美味しい紅茶もたくさん作られています。

今回は野生紅と名付けられた雲南紅茶をご用意しました。その名のとおり、人里離れた山奥に自生している野生の茶の木で作られた紅茶です。

とくに樹齢の高い老木を原料にしているとか。

そのため喉越しは滑らかですが、飲み進めるうちに身体がポカポカしてくるほどパワーに溢れています。

豊かな旨みと深い味わいはまさに大自然からの恵み。深まりゆく秋のひとときにぜひお楽しみください。


茶席4 逍遥  しょうよう

安渓鉄観音 あんけいてつかんのん / 烏龍茶

 淹れ手:笹部晃司

製茶:2025年春

烏龍茶の銘産地として知られる福建省南部の安渓県。中でも標高が高く、森林が密生した山間部にある龍涓郷後田村の茶葉をご用意いたしました。

日々雲霧に覆われる恵まれた気候、砂利を含む水捌けのよい土壌が豊かな風味の茶葉を育みます。また、農薬を使わず天日干しを行なう、丁寧な造りによって鉄観音(品種)の魅力を引き出しています。気品ある蘭花香、やわらかく芳醇な口当たり、長く漂う余韻が特徴です。

煎を重ねるごとに移ろう香りを楽しみながら、自由に思いを馳せていただけたら嬉しく思います。

鎮康古樹熟茶 ちんこうこじゅじゅくちゃ / 黒茶

 淹れ手:村上伊都子

製茶:2022年

ミャンマーとの国境付近、雲南省臨滄市鎮康県で作られたお茶です。

標高が高く山岳地帯が広がる鳳尾鎮という街の茶園で収穫された樹齢100年を越える古樹の茶葉を使用しています。この辺りはお茶の栽培も盛んで古茶樹も多く存在し、茶産地として知られています。

無肥料・無農薬で育った茶葉には透明感と力強さがあり、且つ優しくまろやかな風味が特徴です。

二煎目、三煎目と深味を増し、どこか懐かしくもあり新鮮でもあり自然と体内に溶け込んでいくような飲みやすさがあります。ぜひこの機会にご賞味ください。


茶席5 子夜呉歌 秋歌 しやごか しゅうか

月光白 げっこうはく / 白茶

 淹れ手名:おちゃっこ

雲南省南部の思茅(しぼう)の標高1800m付近にある茶園で3月上旬に摘み取られた2024年春茶です。

少数民族の作り手さんが無農薬・無肥料栽培の茶樹から丁寧に摘み取り製茶された白茶で、ビロードのような白毫が非常に美しい茶葉です。

等級は特級。

まだ若い白茶ですが、抗酸化作用が強くお肌に良いとされ、美人茶とも呼ばれます。

別名は「月光美人」。

黒い部分と白い部分に分かれている様子が月の満ち欠けを思わせるためこの名前になっています。

雲南大葉種の持つ柔らかい甘さと夏向きの爽やかな紅茶のような風味、心地よいミネラル感を持つ深みのある味わいのお茶です。

祁門紅茶 金螺 きーまんこうちゃ きんら / 紅茶                               

 淹れ手名:羊茶

祁門紅茶は中国十大名茶の1つであり、唯一の紅茶です。

祁門は土地の名前で安徽省の最南端の祁門県が産地です。1915年にパナマ万博博覧会で金賞を受賞し、世界三大紅茶の一つにもあげられてます。

タンニン含量が少ない品種で作られているために苦味や渋味が少なく、赤ワインのような水色です。醇厚な呈味と甘味があり、糖蜜香や蘭花香などの上品な甘いフローラルな香や祁門香と言われる薫香が漂う独特な紅茶です。金螺は繊細な金色の新芽で丁寧に作られた特別なお茶です。


茶席6 冬日和 ふゆびより

老寿眉熟果棗香 ろうそうめいじゅくかなつめこう / 白茶

 淹れ手:美風香

製茶:2012年

産地:福建省政和県

「寿眉」は、一芯三葉から四葉の成長した葉や茎を中心に作られる白茶です。

茎は茶木から葉へ豊富な栄養分を運ぶ役割があり、その茎こそが寿眉独自の味わいを生み出します。

白茶は「一年で茶、三年で薬、七年で宝」と言われ、時間の経過と共に味わいや香りに深みが増し、

新茶とは異なる魅力があります。時を重ねた老寿眉をお愉しみください。

■武夷岩茶 ぶいがんちゃ / 烏龍茶

 淹れ手:河野求実子

福建省武夷山でつくられる岩茶は、煎を重ねるたびに香りや味わいが少しずつ変化していく、表情豊かなお茶です。

今回この季節に合わせて4種類をご用意しました。

 

一煎ごとに変わっていく香りと余韻を、味わっていただけたら嬉しいです。

第1回茶席 紫紅袍 しこうほう 製茶:2024年春

大紅袍の自然交配によって生まれた品種。花のように華やかな香りと岩茶特有の「岩韻(がんいん)」が調和し、今の季節におすすめの一杯です。

第2回茶席 老欉石乳 ろうそうせきにゅう 製茶:2023年春

樹齢50年以上の老茶樹から作られた貴重な岩茶。ほのかな乳香とまろやかな口当たりが特徴で、ほっこりと優しい余韻を感じていただけます。

第3回茶席 花香肉桂 はなこうにっけい 製茶:2024年春

花の香りと果実のような甘みが重なり合い、煎を重ねるごとに濃厚さが増していく滋味深いお茶。香りを味わう岩茶の醍醐味を体感していただけます。

第4回茶席 老欉水仙 ろうそうすいせん 製茶:2022年春

こちらも50年以上の茶樹からつくられた水仙。熟成によって喉ごしがやわらかく、サトウキビような甘い香りがやさしく広がります。


※画像は前回の茶席です